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のん兵衛あつまれ!>美味しい芋焼酎探索隊V



 のん兵衛親父の独り言・・・(最近の焼酎について)
芋焼酎にはまり、毎日の晩酌に定着してから早くも数年が経ち、私的に美味しい物や旨い飲み方を追求してまいりました。

最近思ったんですけど、焼酎ブームが一段落したせいか一時期から比べると焼酎の価格が安くなった様な気がします。

僕は殆んど芋焼酎しか買わないので他の焼酎の事は分りませんが、例えば森伊蔵なんかピーク時はネットオークションでさえ¥30000以上してましたが最近では¥24400で普通に買えるお店も出てきました。

それでも蔵元の販売価格の10倍以上はしますが、¥5000以上も安く買える様になりました。

この傾向はプレミア焼酎になるほど顕著に表れていますが、ミドルクラス以下の物は以前とそんなに変わらないのが残念です。

ブームが下火になって、やっと異常な価格に気付いて買占めして儲けようとする業者が減って来たのですかね?

いずれにしろ適性価格に近づいて来たのは良い事だと思います。 何十年も寝かせた古酒でもあるまいし、たかが焼酎1本が¥10000以上するなんてどう考えても異常です。

色んな事情で高くなるのは仕方ありませんが、どんなに旨い焼酎だって数万円もする味だなんてとても思えないんですがね・・・

あと、焼酎の容器なんですけど、最近の大手メーカーなどは紙パック入りの物が多くなって来ましたね!

エコ対策や価格を抑える意味もあるのでしょうが、どうもあの容器は好きになれませんなあ・・・

味はともかく何か安物みたいな気がして・・・ パックを見ただけで飲む気が起きません。

物にはそれ相応のグレードや品格があると思うんです。私は紙パックはその位の味としか評価してません!

総理大臣や天皇陛下がジャージ着て歩かないでしょ! 森伊蔵や村尾の紙パックって無いでしょ!

やはり、見た目ってのはかなり重要ですよ! 例えばウイスキーのボトルなんてどうでしょう?

皆、独自の個性的なボトルに入っていて、どれ1つとして同じものが無い!

ましてや紙パックのウイスキーなんて大手でもありませんよネ! 焼酎より安い価格の物でもだ!

おバカな僕なんか格好いいボトルを見ただけで取りあえず集めてみたくなりますもん!

少数派ですが、そんな空気の読める酒蔵は、やはり気合の入ったビンで美味しい焼酎を出しています。

僕は、お客のそう言った気持ちにも気を使っている酒蔵をみると、応援してあげたくなりますネ・・・




 薩摩古秘  25度 

 雲海酒造株式会社   宮崎県宮崎市昭栄町45番地1

 同蔵:さつま木挽・甕匠・五行

 
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そば・麦・芋など多くの焼酎を製造している大手メーカーですが、この鹿児島工場(出水蔵)は元々あった地方の酒蔵で、雲海酒造が運営に加わったものです。 

大手メーカーの運営ですが、同社は九州各地に沢山の酒蔵があり、その地方に応じた材料を使って昔ながらの設備で丁寧に焼酎造りを行っています。

この薩摩古秘は、黄金千貫と黒麹を使い、かめ壺で貯蔵させた焼酎です。

でもね、この焼酎のラベルを見た時におおよその見当がついてしまったんです。 

ラベルは荒い繊維質の和紙に印刷をしてありましたが、高級感を出そうとしているのだけれど今ひとつ出しきれていないと言った感じがしました。


どうせやるならもぐら(土竜)のラベルくらい徹底的にやれば高級感も出ると思うんですがね・・・

ともあれ、まずは生で一口。ラベルの直感は正解で、ほんのりと上品な甘さと香りがするのだが、もうひとつ何か物足りない気がする・・・ それは個性だと思います!

すっきりさっぱりの端麗ではあるが、晩酌向きな味でとても高級感が漂う味だとは言えない感じでした。

最近はこんな焼酎が多い様な気がする。ほどほどを狙わずにもっと個性を押し切って欲しかった。

近頃の私の舌は、かなり酒飲みになって来たのか端麗酒には物足りなさを感じる様になって来ました。

他の色んな焼酎を飲んだ後でこいつを飲んだ物だから、ほどほどでは納得できないのだ!

薩摩古秘はお湯割りにすると草食男子的な味もそこそこ甘くなって香りもたつが、他の飲み方では味も薄く、そこそこの程々でしかなかった。

価格的にも晩酌用にするなら我慢できる範囲だろう。(僕は好んで買いませんがね!)


本当は、端麗で普通に美味しいんだけど、コメントは辛口になってしまいましたネ!

でもこれは、いい線まで行ってるだけに惜しい!もう少しこうあって欲しいと言う願いなんです。

同社は大手でありながら、各酒蔵で昔ながらの製法で真面目に焼酎を造っています。

もう少し、あとほんの少しの個性の注入を期待します。


  
 

 紫の赤兎馬  25度 

 濱田酒造株式会社 鹿児島県いちき串木野市湊町4丁目1番地

 同蔵:赤兎馬・伝・海童・福金山

 
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ちらは、人気の赤兎馬の超限定品で、紫芋の綾紫芋(あやむらさきいも)で仕込んだ芋焼酎です。

中国は三国志時代最強の武将、呂布と共に戦場を駆抜け、そしてその後は名将関羽と運命を共にした名馬「赤馬兎(せきとば)」の名に恥じない品格があると評判の元祖赤兎馬の姉妹品にあたります。

余談ですが、僕は赤兎馬も主の呂布も大好きです。呂布は一見悪役の様に語られていますが、その圧倒的な強さは群を抜き、恐らく武勇では三国志で一番強い武将だと思います。

勿論、その強さの半分は、
武術もさることながら赤兎馬と言う名馬のお蔭でもあります。

名前の赤兎馬からしても男らしく力強い味を想像してしまいました。

この赤兎馬シリーズほどネーミングと味がぴたっと一致する焼酎は無いと思います。


元祖赤兎馬は、辛口でとても美味しかったので、こちらの紫の赤兎馬も期待を込めて購入して見ました。

紫芋で仕込むとどんな味になるのかと、はやる気持ちを抑えながらまずは生で一口。

オオー、こちらも負けず劣らず辛口だぞー! 気合の入ったドライ派が喜びそうだ!

率直な感想は、赤兎馬よりはかなり硬派で、ひたすらドライである!

好みは分かれるだろうが、甘さや芋臭さを極限までカットしたその味は一切の妥協がない!

甘みが無いと言うより抑えてあると言った方が当てはまる味は
、ドライ派にはそのままストレートやロックとして楽しめると思います。濃いめの水割りもあまり味が崩れないので充分楽しめますよ!

お湯割りは、熱で活性化されて少し甘い香りがたちます。こうすれば晩酌にも対応します。

僕的には、このドライぶりはストレートかロックの冷系でじっくり攻めるのが合うと思います。


静かにグラスを傾けて三国志を読みながら、ほろ酔いの中で思いを馳せるのも楽しいですネ!




   黒霧島  25度 

 霧島酒造株式会社  宮崎県都城市下川東4丁目28号1番


 同蔵:赤霧島・霧島・うまいものはうまい・志比田工場原酒

 
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実は、購入してからこのメーカーのHPを見てしまったんです。そこには紙パックに入った焼酎も沢山造られていたので、がっかりしました。最初に見ていたら絶対に買わなかったと思います。

何故って、今まで買った紙パック入りの物には好みの物がひとつも無かったからです。


霧島酒造株式会社は大手であり、ステンレスタンクを使った近代的な大きな工場で麦・米・そば・芋と非常に沢山の焼酎を造っています。

同社は焼酎の製造だけでなく、近辺にベーカリー・ブルワリー・ミュージックホール・グランドゴルフ場と色んな事業も展開しています。


黒霧島
は、南九州産の新鮮なさつま芋と名水「霧島裂罅水」を用いて黒麹で仕込んだ芋焼酎です。

紙パックにガッカリしていては公平な評価は出来ないので、ひとまずその考えは横に置いといて、まずは一口飲んで見ました。

どんな焼酎だって開封したての一口目が一番味も香りも生きています。そこからは日ごとに風味が失われて行くだけです。

感想は、美味しいはずの一口目がこんなものか?って感じでしたね!

ボディはミドルよりややライトで甘さや芋の香りってのはそんなに強くないです。 味そのものが濃く無い様に感じました。

あまり起伏がなく平坦な味です。言い方を変えれば全く特徴が無いと言った感じかな・・・

でも、それが特徴なのだろうか? 薄味なので喉にもさわらず、ストレートですいすい飲めます。 

生で飲むと多少の甘みは感じましたが、氷を入れてロックでゆっくり味わうタイプの味ではないです。

どちらかと言うと濃いめのお湯割りか超濃いめの水割りにして料理のお供と言った飲み方が適していると思います。

多分、料理の味のが勝ってしまうと思いますが・・・

でも価格も安価なのだから晩酌使いと言うことではこんな物では無いでしょうか・・・ 

価格相応だと思います。



 赤霧島  25度  紫芋

 霧島酒造株式会社  宮崎県都城市下川東4丁目28号1番

 同蔵:黒霧島・霧島・うまいものはうまい・志比田工場原酒

 
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この赤霧島は、ネット販売では常にランキング上位にあり、いつも赤兎馬人気を二分しているので興味を持って購入してみました。

幻の紫芋と言われる『ムラサキマサリ』を原料とした限定品で、年に数回、数量限定で出荷される芋焼酎です。

早速、ストレートで一口やって見た感想です。『何だこれ?』
赤兎馬を先に飲んでいるだけにその疑問は大きかった。

何でコレが赤兎馬と人気を二分してるんだ? 好みにもよるでしょうが僕にはどうしても疑問だった。

ここで僕の好みを述べて置きましょう。 僕の好みはミドルボディのふっくら
甘くて香ばしく、さほど芋臭くないタイプがジャストミートです。銘柄で言うと喜六(きろく)薩摩茶屋あたりでしょうか。と同時に時にはキリッとタイプの天誅吉兆宝山、辛口ワイルドタイプの赤兎馬くじらのボトルなども好みです。

その辺りのグレードが好みな物だから残念だが赤霧島は当てはまらなかった。(もう少し個性が欲しい)

最初の生の一口目は少しの甘みと芋の香りは感じる物の、心は動かなかった。(もう少し元気が欲しい)

ややライトな飲み口で黄金千貫とは違った芋の香りがある。口の中を膨らませながら喉を通って行くまろやかタイプだが、力強さと言うか勢いが感じられない!黒霧島ほどではないが、少々期待が外れてしまいました。

気を取り直して今度はロックで飲んでみると、紫芋独特のポワンとしたブランデーにも似たかすかな香りがする。

冷やしたせいもあるのだろうが、その線は細く弱い。水割りにしても大差はなかった。

日を改めて今度は濃いめのお湯割でやってみました。甘さとあの特有の香りが膨らんでいい感じです。

この焼酎は絶対、お湯割がいいですね! 冷とはまた違った感覚で美味しく頂きました。

黒霧島よりは遥かに美味しいです。(価格も2倍だから当り前か・・・)

この時は自家製のアンコウ鍋で晩酌してたんですが、おでんだし程度の濃さの醤油だしと良く合っていました。

この焼酎、毎日お湯割で晩酌しているのですが、日ごとに甘さが増して行く様に感じるのが不思議です。

最初はそんなに甘さは無いなと思ったのですが、何日飲んでも甘さが衰える事は無く、むしろ少しずつ増している様に感じます。

普通はじきにその甘さに慣れてしまって、段々味覚を感じなくなって来るのですが、こいつは衰えるどころか少しずつ甘さが増して来るんです。

と言う事は毎日飲んでも飲み飽きないって事なので晩酌には持って来いですね!




 川越  25度  芋・米混合

 (株)川越酒造   宮崎県東諸県群国富町六字本庄4415-1

 同蔵:金の露

 
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この川越は、家族だけで造っているため、生産量も限られておりなかなか手にすることのできない焼酎の1つです。

朝掘りの無農薬、有機肥料で栽培された新鮮な芋をその日のうちに丁寧にカメで仕込まれた焼酎で、家族だけで造る蔵元の情熱が感じられる銘酒です。

能書きはこれ位にして、本題のその味をご紹介します。

芋:米を8:2の割合で絶妙にブレンドされたその味は、まろやかなコクと甘さがあり、香ばしい香りの余韻があります。

コイツは美味しい!コク・キレ・甘さ・香りの四重奏で文句なく旨い!まさにパーフェクトと言いたい!神秘的で神々しくもある。

たまたまここに薩摩茶屋もあるので飲み比べているのだが、瓜二つで本当に良く似ている!

薩摩茶屋はもう少し強烈な香ばしさですが、
恐らく米焼酎をブレンドしたらこんな味になるのではないだろうか?

川越米焼酎をブレンドしてあるのでキレもあるのが嬉しいです。

そして、後味に焼き芋の様なかなり香ばしい香りが静々と鼻腔を抜けて行きます。

ストレートでは、しみじみとその素性を味わう価値があります。ロックでやると冷えた分、味が柔かくなり喉ごしも良くなって、ちびちびと幾らでも入っていきます。

続いて水割りですが、これもまた四重奏のまま味が薄れたりボヤけたりしないので、とても美味しいです。(久々に水割りが美味しい芋焼酎に逢えました。)

お湯割りにしてみると、四重奏もさることながら、それぞれの味が活性化してオーケストラの様に深さを増すのには驚きました。

結論から言うと、この焼酎は全ての飲み方で美味しい!それぞれの好みでどんな飲み方にも対応します。

特に水割りとお湯割が美味しいと思います。飲み飽きせず何杯でも頂けます。

封を開けた時はお正月で、おせち料理を肴に飲んだのですが、どの料理にも良く合うし、料理の味を引き立ててくれて本当に良く出来た焼酎です。


全日空国際線のファーストクラスで提供されていると言う話もうなづけます。(ファーストクラスなんか乗った事もないんで、真相は分りませんけどネー!)

家族で力を合わせてわずかな量を真剣に造る。小さな酒蔵の真髄を見ました。

いくら機械化が進んだ現代でも、本当に誠心誠意がこもったを造れるのはせいぜいこの位ではないかと思います。

美味しさを追求し、決して能力以上の大量生産には走らないからこそのこの味ではないでしょうか。

僕が小さな酒蔵を好んで推薦するのはこう言った訳なんです。


出来れば近いうちにこちらの壺入りの川越も飲んでみたいです。陶器の持つ遠赤外線と通気性が焼酎をまろやかに熟成させるのは今更言うまでもありませんが、多分美味しいんでしょうネ!
       
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 晴耕雨読(せいこううどく)  25度  芋・米混合

 有限会社佐多宗二商店 鹿児島県南九州市頴娃町別府4910

 同蔵:不二才・角玉・刀

 
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半年間寝かせながらアクを取り除き、隠し味に米焼酎をブレンドした焼酎とあるので大体の味の構成は簡単に想像がつきます。

この晴耕雨読だけではなく、どこの酒蔵の物でも
米焼酎をブレンドした物はすっきりしたキレがあり、芋のみではなく米焼酎の味も感じられるのが特徴です。

キレがいいので肉料理やサンマの塩焼きなどの油っぽい料理にも良く合います。


この焼酎は二通りの楽しみ方が出来るのでとてもお得です。

ストレートやロックだと辛口のミドルボディの中に芋の優しい甘さと米のキレのいい味がうまくコラボしてますね!

甘さとキレを少しずつじっくりと楽しむタイプの味に仕上がっています。

特にキレに特長がある様でコクや香ばしさは少ない方だと思います。

お湯割りにしますと、キレはそのままで今度は米焼酎の部分が浮き上がって来ます。

日本酒のお燗を飲んでいる様な吟醸香ってのかな?あれによく似た米の香りがふわっと立って、まるで熱燗を飲んでいる様な感じです。

ブレンドの比率は分りませんが、やっぱり米が活躍してるんだなって感じました。

米を混合した芋焼酎は各社から何品かあり、どれも良く似た味の傾向にありますが、中でもこの晴耕雨読は一番米っぽかったと思います。

そういった点では、米焼酎の味が苦手な方には少々つらいかも知れません。

でも僕はこんな米っぽさは大好きです!




 不二才・3年熟成(ぶにせ)  25度

 有限会社佐多宗二商店 鹿児島県南九州市頴娃町別府4910

 同蔵:晴耕雨読・不二才・角玉・刀

 
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不二才を3年間熟成してからビン詰めした物らしいですが、ラベルには平成17年蒸留と刻印がしてあるので、僕の手元に来るまでにすでに4年以上経ってます。

基のスタンダードな不二才はまだ飲んでませんが、4年以上経過するとどの様に深く丸くなるのか楽しみにしながら開封後の美味しい一口目をストレートでやってみると、予想通り深くてまろやかな味がしました。

ただコイツは、いわゆる芋焼酎的な甘さや香りが少ないと感じました。 例えるならウイスキーからピート香を抜いた様な感じです。 芋焼酎とウイスキーの中間的な味です。

ウイスキーは、ピート(泥炭)でいぶした麦芽を一旦糖化した後、アルコール発酵した物を蒸留して樫樽で数年間熟成した物で、ピートの香ばしい燻煙香と樫樽の香りが特徴的です。

僕は常々、晩酌で和食にウイスキーを合わすには、このピート香が邪魔だなと思っていた。それに45度のアルコール度数も料理と合わすには辛いなとも思っていました。(割り水で25度にすると味気なくなるから)

焼酎みたいに25度位で燻煙香の少ないウイスキーがあったらいいのになと思っていた所にこの
不二才はピタリとはまってしまいました。 サツマイモ版和風ウイスキーって言っても良いのでは?

不二才・3年熟成はストレートでやると甘さを抑えた和風ウイスキー的な味がします。ロックにしますと風味はそのままでよりキリッと締まりますね!

でも、水割りはいけません!元々ドライなだけに水っぽくて普通以下の物になってしまいます。

お湯割りも同じです。温めてもあまり活性化はされず、大人しい普通のお湯割りになっちゃいました。


結論は、ストレートかロックで薄めずに攻めるべしです。チビチビやる深みのある芋焼酎です。

今回、この焼酎を飲みながら究極のストレートを編み出しました。

★それはズバリ、ストレートの焼酎をお燗するんです!

それも36℃位の人肌のぬる燗にとどめて下さい。(レンジで7秒程、軽くチンするだけでいいです。) 

ぬる燗にする事によって、冷たいままでは飲みにくかった物が甘さと香りが倍増し、ゆるりと喉を通って行きます。

とは言え、やはりストレートなので喉や胃を痛めない様に冷たいお水も用意して交互に飲んで下さいネ! こうすれば次の一口もまた美味しく味わえます。 

このぬる燗方式は全ての芋焼酎で有効ですので是非一度、試してみて下さいネ! 「甘い!」から「あんま〜い!!」に変化します。

きっと今までのストレートの概念が変わると思います。それ程に美味しくなりますから!




 八千代伝・白麹 (やちよでん・しろこうじ) 25度

 八千代伝酒造株式会社・猿ヶ城蒸留所 

 鹿児島県垂水市新御堂字鍋ヶ久保1332-5

 同蔵:八千代伝(白麹・黒麹)・熟柿・黄色い椿・ひとつき半むろか

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 外観は、薄い不織布で丁寧に包まれていてセンス良く見えていい感じです。

八千代伝には白麹と黒麹仕込みがあり、こちらは白いラベルの瓶壺・白麹仕込みです。

生で含んでみると、白麹らしい優しくてさっぱりした甘さと香りが漂います。

口当たりは、濃くも無く薄くも無く、甘さは控えめで、スッキリしたキレとコクを合わせ持っていて、最後に香ばしさが追いかけて来る様な感じがします。

複雑だけど優しく軽やかと言った方が分り易いかな?とにかく軽やかで美味しいんですヨ!

八千代伝・千代吉とも飲み比べて見ましたが、八千代伝・白麹の方が少し口当たりが軽くて優しい感じです。

一応、一通りの飲み方を試しましたが、美味しい順で言えば、生⇒お湯⇒ロック⇒水割りの順番かと。

生は、前述のとおり優しく軽やかで白麹らしい味わいが、素晴らしいです。決してガンガン主張するタイプではないですが、いぶし銀で技ありって感じがします。

お湯割りは、かなりふくよかに化けて、大人しめだった味が、立派に芋らしさを主張し始めます。料理とも良く合う味です。

ロックは、香りも飛んで少し大人しくなりますが、甘さは残ります。でもこれをわざわざロックでやる必要もないかとも思う。

最後に水割りですが、はっきり言って向いてませんね!薄めるのと冷やすのWパンチで、せっかくの優しい味わいがぼやけてしまいます。濃い目に作ったところでパッとしませんね!

八千代伝・白麹は、生とお湯割りで決まりです!杜氏の心意気と技が込められた、じっくりと味わうに値する芋焼酎です。



 八千代伝・千代吉(やちよでん・ちよきち) 25度 年4回限定品

 八千代伝酒造株式会社・猿ヶ城蒸留所 

 鹿児島県垂水市新御堂字鍋ヶ久保1332-5

 同蔵:八千代伝(白麹・黒麹)・熟柿・黄色い椿・ひとつき半むろか

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鹿児島県垂水市から山間に入る事30分、こんな所に本当に焼酎蔵があるのだろうか?と思う様な大自然が残る山懐に「猿ヶ城蒸留所」はあります。

杜氏暦53年の蔵長杜氏、吉行正巳さんの「私の杜氏人生の答えをこの蔵で出す。」の心意気で仕上げた渾身の一滴です。

原料のコガネセンガンは全て猿ヶ城蒸留所より1時間圏内にある新鮮な地元の芋畑の物です。

一次仕込みに黒麹、二次仕込みに黄麹と2種類もの麹を用いた「千代吉」は、まろやかな口当たりと深い味わいが特長です。

★この千代吉はアクションを加えると化ける焼酎です。

生では軽やか(軽いでは無い)で芋臭くは無く、まろやかで上品な味だと直感しました。

ただ、これはこれで美味しいんだが、ずっとこのままで飲んでいたいとは感じなかったので氷を入れてロックにして見ました。

ロックにすると不思議な事に輪郭がクッキリと浮かび上がり、芋の甘さが1.5倍位に増した様に感じます。

甘さの他にもほのかに香ばしさもあり、ゆっくりじっくりと攻めたい感じです。

水割りも基本的にその形は崩れませんが、少し大人しくなった様に感じました。冷系はロックの方に分がある様です。

続いてお湯割りです。こちらも大化けしました。優しい芋の香りと香ばしさがバランス良く立ち昇っていい感じです。

芋臭さブンブンでは無いですが、程よい芋の香りは充分感じられました。

お湯割りはどんな料理にも良く合うし、晩酌も楽しくなりますね!

年4回の限定品なのが残念ですが、芋焼酎が苦手な方でも違和感なく楽しめますので是非お試し頂きたい逸品です。

小さな酒蔵で品数も多くは無いですが、職人たちの情熱と魂で造り上げた焼酎が、まずかろう筈がありませんよネ!




 薩摩宝山・福寿(さつまほうざん・ふくじゅ) 25度 1600日熟成

 西酒造株式会社  鹿児島県日置市吹上町

 同蔵: 富乃宝山・吉兆宝山・薩摩宝山・天使の誘惑


 
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いつもながら西酒造の焼酎には驚かされます。この薩摩宝山・福寿もその一つです。

1600日の熟成後の出荷となる様で、09.10.26日封印とあるので、僕の手元に来るまでに4年と6ヶ月以上の熟成となっています。 これだけ寝かすとどの様に味が変化して行くのか楽しみです。

まず、丁寧に梱包された外箱を開けると、写真の様な木製の柄杓があって、その下に瓶壺がありました。

「福寿」と書かれたラベルの貼られた茶色い壺は、直径17.5cm×高さ17cmの大きさで、型抜きの厚手の信楽焼きみたいです。(正確な事は分りませんが・・・)

「成る程、この柄杓で酌み出して飲むのか・・・」この演出は憎い。飲む前からすでに杓で焼酎をかき回しながら感覚的にも楽しんでいるのである。(焼酎を酌み出す作業は本当に楽しい。)

コイツを囲んで皆んなでパーティなんかやってもきっと楽しい事だろうと想像する。

僕はこの焼酎を¥5250で購入して最初は高いなと思ったのだが、開封してみると、このセットでこの味この価格は妥当と言うよりも、むしろ良心的である。

この手の焼酎は他社からも色々と販売されている様だが、その中でも安い方じゃあないかな・・・

僕なんかこの壺が空いたらサーバー替わりに使おうか?それともまた別の焼酎を詰めて熟成しようかなんて考えたりもする。

横で婆ちゃんが「お花を活けてもいいし、梅干や梅酒を漬けてもいいし・・・」と狙っていた。

その他にも蓋に使われていた分厚いコルク栓は、スキーのワックスを掛けるのに手頃なサイズだ!

★前置きが長くなりましたので本題に入りましょう。 コルクを開けると口が大きいからか中からプーンと芳醇な香りが漂って来た。

普段、鼻の利かない僕でも良く分る。日本酒の樽を鏡割りした時の様な香りが辺りにたちこめる。

柄杓で酌み出すと、わずかに黄色く色付き、若干とろみが付いている様にも見える。

たまらず手に持った杓をそのまま口へ運ぶと、しばらくボーッとなってしまった。

とろりとした蜜の味とでも言うのだろうか?芋の甘さと言うよりも蜜に近い上品な甘さがジーンと舌を満足させながらゆっくりと喉を通って行く。

この味は何処かで経験した事があるぞ?そうだ、ウイスキーボンボンを薄めた様な味だ!

エーッ?芋焼酎なのにウイスキー?って思うだろうが本当に良く似ている。

4年半寝かすとこんな味になるのか?角が取れてまろやかになり、ストレートでも全く喉が焼けない。

25度ある筈なのだが、日本酒ほどの度数にしか感じず、嘘の様にスイスイ飲める。

「旨い、旨すぎる!」こんな焼酎があったなんて・・・ 今まで飲んで来た焼酎は一体何だったのだ?

あっぱれ!上には上がある物だと感心する。 文句なしNo1だね! もうコレでいいんじゃないかな

小細工はいらない! コイツはこのまんまのストレートが一番美味しい!

S1(焼酎)グランプリがあったらストレート部門で優勝をあげたいと思った。 

今度はロックでと思ったが、その前に思い付いた事を実行して見た。

今は冬、窓の外には深々と雪が降っていたので、この雪を氷の替わりにしてやってみた。

コレはいい!溶けかけたカキ氷みたいにショリショリとした感触と共にあのボンボンの味が楽しめる。

オン・ザ・snowは冬季限定だが、夏になったら絶対にカキ氷でもやってみようと思う。

だが、それとは逆にお湯割りや水割りはあまりお勧め出来ない。あれ程まったりと美味しかった味が何やらグズグズとはっきりしない寝ぼけた味に豹変してしまうからだ。

これは晩酌用では無く、ストレートやロックでまろやかさを楽しむ焼酎だと思う。


今飲んでるこの焼酎は、4年前に仕込んでくれた、言わば先人のタイムカプセルである。

出来れば3つ程買って保管し、10年・15年・20年と経過した物を味わって見たいとも思う。

「福寿」の銘のごとく、特別な善き日に皆んなで楽しく味わいたい。そんな焼酎である。

無理かも知れないが、蔵元には720ml位の陶器のボトル仕様の物も検討して販売して欲しい。

こんなのに小さいチョコレートなんか付けてバレンタインデーにプレゼントされたら、
思わず『惚れてまうやろー!』って叫んでしまいそうだ!



 薩摩宝山(さつまほうざん) 25度 

 西酒造株式会社  鹿児島県日置市吹上町

 同蔵: 富乃宝山・吉兆宝山・白天宝山・天使の誘惑


 
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この薩摩宝山は全ての宝山シリーズの基となった焼酎で、一番最初から造られていた物らしいです。

前回ご紹介した同じ銘を冠した
薩摩宝山・福寿があまりに美味しかったので購入してみました。

薩摩宝山・福寿は4年以上の熟成と言う事で価格も高いですが、薩摩宝山は、造ってすぐの出荷で価格もお手頃です。

正直に言うと、福寿ほど美味しくは無いだろうが、あの味の系統で廉価ならば儲け物と言ったスケベ心で購入したのでした。

では、早速ひと口です。おや?福寿の味の半分位までを想定していたのだが、それ以上に味が薄いぞ?

僕が購入したのは、ビン詰めしてから約11ヶ月経過した物だったのだが、あんなに美味しかった福寿の半分も味がしない!(価格も1/3だから味も1/3なのか?)

ストレートでの感想を単語で表すと、味が薄い、とろみが無い、軽すぎる、甘さが足りない、度数も20度くらいにしか感じない、などなど色々と浮かんで来るが、とにかく味が平坦なのだ。

クセが無いのが個性だとの言い方もあるので、一応は一通りの飲み方で試してみた。

生であれだけ平坦な味なのだから水割りも同じ結果で、余計に薄く感じるだけだった。なので水割りはお勧め出来ない。

次はお湯割りで・・・香りはそのままで少し甘さが増した様に感じる。でも、薄く平坦な味は変わらないので、かなり濃く作らないといけないと思う。

以上が、色々な飲み方の率直な感想です。この薩摩宝山は、元々割るタイプではなく、ストレートかロックで楽しむのが正解なのではないかと思う。

軽いのでストレートでもスイスイ飲めるので、芋臭いのが苦手な方や女性にも楽しんで頂けると思います。

大量に残った薩摩宝山が、なんとかならない物かと考えたあげく、蔵元のHPに『この薩摩宝山は、ウチで4年寝かしても福寿の味になりますか?』と冗談半分にバカな書き込みをしてしまった。

3日ほど経ったある日、蔵元から携帯に電話が来たのにはビビッてしまった。てっきり怒られるものだと思いきや、丁重に挨拶して頂き、いくらでも質問に答えて頂いたのには恐れ入ってしまいました。

酔っ払いのバカな質問にも嫌な顔どころか真剣にお客の声として受け入れようとする蔵元の姿勢には頭が下がります。

こんな酒蔵だから、富乃宝山をはじめ、色々と銘酒が揃っているのもうなづけます。

で、最終的には、家でも4年間寝かせれば福寿の味になると言う答えを頂きました。

福寿は、出来立ての薩摩宝山をスチールタンクで4年以上寝かせた物だと言っておられました。

なので、前回の福寿の空いたに入れて床下で再度寝かせる事にしました。

この焼酎は、あと8年経って息子が20歳になったら開封して皆でお祝いをしたいと思います。

果たしてどんな味になっているやら・・・美味しくなっていればいいんですけどネ!

今回は、美味しさより、待つ事の楽しみを学んだ焼酎でした。



雲海酒造株式会社 大手メーカーですが、昔ながらの製法で色んな種類の焼酎を造っています。
霧島酒造株式会社 こちらも大手メーカーですが、他社とは違い近代的な設備で焼酎を造っています。
濱田酒造株式会社 こちらも大手メーカーです。昔ながらの製法で色んな種類の焼酎を造っています。
(有)佐多宗二商店 小規模ですが、まじめにまじめに土に埋めた大瓶で造っています。
佐藤酒造 こちらは佐藤の白・黒で有名な蔵元のサイトです。
西酒造株式会社 あの富乃宝山や吉兆宝山の蔵元のサイトです。
大海酒造 くじらシリーズを造っている蔵元です。杜氏さんの日記などもあります。
霧島町蒸留所
明るい農村や農家の嫁でお馴染みの蔵元のHPです
白金酒造 白金乃露の蔵元サイトです。焼酎の作り方をわかりやすく説明しています。
(株)黒木本店 あの有名な「百年の孤独」の蔵元サイトです。原料も自家栽培で作ってます。
八千代伝酒造株式会社 平成21年10月より(旧・八木酒造)より社名を変更しました。




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