漆芸 その未来と可能性
「漆芸、その未来と可能性」と題して
石川県江沼郡山中町「伝統産業会館」にて
大下美術工房 大下圭吾さんと
山谷漆器工場 私、山谷尚敏の二人で展示会を行いました。
木、堆漆、漆芸ペン、ガラス食器、カーボンロッド(釣竿)、コンクリート、ギター
物、素材、を問わず色々なものに漆を塗ってみました。
堆漆作品に付いてはホームよりギャラリーのコンテンツで見ることが出来ます。
もう一つの課題として「リサイクル」「リメイク」も
!
この囲碁盤は数十年前の古い物ですが、漆と蒔絵をまとい新たにリメイクしてみました。
自然の木の葉、かぼちゃ、ひょうたん等
本来、蒔絵を施しにくいガラスや、漆桶のリサイクル、乾漆の花活け
通常なら燃やされてしまうてあろう木取り後の木片の一輪挿しなど
画像では分からないですが繊細な蒔絵がすばらしい大下さんの作品
私も使っていますが中々良いものです。
コンクリートのペン立て、漆塗りのヘルメット、アクセサリー、釣竿(鮎竿)
ヘルメットは私が普段使っている物です。中々インパクトが有りますよ
! (笑)
ぐい呑み、漆芸ペン、ペン立てなど。
画像にはありませんが、傘立てなどのリメイク品も今回はやってみましたが
長年使って来て痛んでしまったものを、
修復(元の状態に復旧)、
リメイク(元の状態とは別の仕上げ)
する事で新たな気持ちで使うことが出来る。
また、従来漆を塗る素材ではない物に漆を塗る事で、
新しい発見がある、新しい使い方があるように思えた展示会でした。